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2026年1月 アーカイブ

2026年1月20日 14時43分25秒 (Tue)

小説とビートジェネレイションの話 (パート2)

前回、1950年代は”政治的に醜い”時代だったとUpしたんだけど、

”文化的にゃぁ良かった(好かった)”

って思うでゲス。


20世紀後半の偉大なアメリカ小説が1950年代初頭に発表されましたナ。


「J・D・サリンジャー」

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の、

「THE CATCHER IN THE RYE」(邦題「ライ麦畑でつかまえて」)

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でゲス。


”コノ”「ライ麦畑で・・・」ってネ、発表当時にアメリカ南部の公立学校が学生達に”読むな!!!”って忠告した程だったんですナ。


実は俺ネ、「ライ麦畑で・・・」は今だ未読なんだけど、前回Upした色々な小説は全部じゃぁないんだけど、殆ど27歳頃から35歳頃に読んだでゲス。(って言っても日本語訳版だけどネ。)


他にも”「ジャズ」っぽい”のがあるゾ!ってな事を聞いて読んだのが、”ビート・ジェネレイション”の作品ですナ。


ある辞書を見ると”ビート・ジェネレイション”ってのは、

”人生に望みを失い思想、音楽、空想三昧にふけったり、異様な服装をしたり気ままに振る舞う人達。”

なんていう説明が付いていたんだけど、こんなのは”体制派(順応したスクエアナ連中)”の視点で、”ビート”ってのは、

「ジャック・ケルアック」

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の命名で、

”(生活に)打ちひしがれた”

って訳されて、”「ジャズ」のビート”が語源だって考えられているんだけど、

”BEATIFIC”

もしくは

”BEATIFIED(至福を与えられた)”

が縮まった言葉だって考えたいでゲス。


伝統派文化研究者達は、”ビートニク”の作品を、

”素人のクズ”

と貶していますナ。


勿論、”ビートニク”は文学面だけじゃぁなく、社会面、ファッション面、思想面でも”知識階級”に大きな影響を及ぼしたでゲス。


「アレン・ギンズバーグ」

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の詩は、ソレ迄の伝統的な押韻詩とは違って自由奔放でしたナ。


先出の「ジャック・ケルアック」の小説は、

「トルーマン・カポティ」

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がタイプライティングと称した様に、「ジャズ」のアドリブに似た即興の文章でゲス。

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「リロイ・ジョーンズ(アミリ・バラカ)」

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は、

「BLUES PEOPLE」

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を著して、今迄の上品ぶった文学界に対する反抗でしたナ。


彼達はコーヒー・ハウスで「ジャズ」プレイヤー達の伴奏を付けて詩を朗読したり、「ジャズ」を聴き入り、”禅”に関心を示したり、と規制社会から遠ざかろうとしたでゲス。


ボヘミアン的な生活を好んで彼等の殆どは”ヴィレッジ”や”チェルシー”に住んでいましたナ。


俺ネ、先出の「トルーマン・カポティ」の、

「IN COLD BLOOD(邦題「冷血」)

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が大好きで、コノ作品を知ったキッカケは、1967年に「リチャード・ブルックス」監督が映画化したのを観て映画の方が気に入って、今現在では”1等賞に好き”な映画でゲス。

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1959年11月14日カンザス州西部の村ホルカムで起きた一家惨殺事件の全容を綿密な取材を基に綴った同名ノンフィクション小説の映画化ですナ。

未だ観てない人は是非観てほしい作品でゲス。


んで、こういった小説や映画と色々接していて思うのは、いつの時代も”反抗的”な人間は絶対にいて、結果生き残るのは、そういった”反逆者”達なんじゃぁないかってネ。


以上、オシマイ。


では、コレにて。


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(左「ジャック・ケルアック」、右「アレン・ギンズバーグ」)

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2026年1月7日 16時36分54秒 (Wed)

小説とビートジェネレイションの話 (パート1)

1950年代は、”政治的に酷い”年代だったでゲス。

”朝鮮動乱”の後、アメリカとソ連(現ロシア+α)の間で”冷戦”があって、軍人上がりの、

「ドワイト・D・アイゼンハワー」大統領

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が”軍産共同体”を表面化させたんでしたナ。


”マッカーシー旋風”が吹き荒れて、共産主義者って見なされた”映画人”、”作家”達が自殺したり、職を失ったり、ブラックリストに載ったり、酷い目にあっていたでゲス。


ソノ頃、出版界じゃぁ廉価本のペイパーバックが、”ペイパーバック革命”なんて呼ばれる程に普及して、ソレ迄人気のあったパルプ・マガジンの多くを廃刊に追い遣りましたナ。


特に”マッカーシー旋風”に上手く便乗した”反共的”な、

「ミッキー・スピレイン」(大好き!!!!!)

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の、

「I, THE JURY」(邦題「裁くのは俺だ」)

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はベストセラーになったでゲス。


あと、

「MY GUN IS QUICK」(邦題「俺の拳銃は素早い」)

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「VENGEANCE IS MINE」(邦題「復讐は俺の手に」)

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「THE BIG KILL」(邦題「大いなる殺人」)

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「KISS ME, DEADLY」(邦題「燃える接吻を」)

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等の”赤狩り探偵「マイク・ハマー」”モノを書いて、1950年代の後半は長編小説を発表していないんですナ。


んでも、1948年に出版された先出の「裁くのは・・・」のペイパーバック版(シグネット・ブックス)は滅茶苦茶売れたでゲス。


1953年以後「ミッキー・スピレイン」が長編小説を書かなくなってから亜流が多数登場しては退場していきましたナ。


そんな中で一番有名なのは、

「カーター・ブラウン」

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の色々なシリーズでゲス。

”アクション”と”お色気”さえありゃぁ”性格描写”や”プロット”なんかは大して重要じゃぁななかったからネ。


あのサ、シグネット版のペイパーバックじゃぁ、「カーター・ブラウン」の文章よりも、

「ロバート・マッギニス」

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が書いた”表紙イラストレイション”の方が価値があるみたいでゲス。

例えば、こんな感じ↓とか、

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俺なんかは「007」シリーズの、

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で知ってたけどネ。


1950年代創刊された”幻のハードボイルド小説雑誌”の、

「マンハント」

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は、1953年1月号創刊で、「ミッキー・スピレイン」の短編の、

「EVERYBODY’S WATCHING ME」(邦題「狙われた男」)

も掲載されているでゲス。


”ココ”でも女の子にモテるハードボイルド私立探偵達が沢山登場してきますナ。


「ヘンリー・ケイン」

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の、「ピート・チェンバーズ」や、

「リチャード・プラザー」

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の、「シェル・スコット」や、

「フランク・ケイン」

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の、「ジョニー・リデル」や、

「ハロルド・Q・マスア」

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の、「スコット・ジョーダン」や、

「リチャード・デミング」

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の、「マニー・ムーン」や、

「エヴァン・ハンター」

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の、「カート・キャノン」等は、現在でも有名なんだけど、殆どの作家が消えて忘れ去られちゃってるでゲス。


んでも、俺にとって「エヴァン・ハンター」の作品っていったら何と言っても、

「THE BLACKBOARD JUNGLE」(邦題「暴力教室」)

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ですナ。


話は戻って、忘れ去られたハードボイルド小説作家ってのは、”アクション”と”お色気”を描くのに精一杯で独創性が無くって、ソノ場限りの娯楽に終わっちゃったみたいでゲス。

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とは言っても、「ミッキー・スピレイン」ブームの陰で”真面目”な私立探偵小説を書いていた作家もいましたナ。


そんな作家達は「ミッキー・スピレイン」よりも、

「レイモンド・チャンドラー」

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の影響を強く受けた作家でゲス。


「ロス・マクドナルド」

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は、本名の「ケネス・ミラー」名義で1944年に、
 
「THE DARK TUNNEL」(邦題「暗いトンネル」)

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を書いて、「ジョン・マクドナルド」名義で1949年に「アーチャー」モノ第1作の、

「THE MOVING TARGET」(邦題「動く標的」)

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を発表して、ソノ後”傑作”ってされている、

「THE DOOMSTERS」(邦題「運命」)

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「THE GALTON CASE」(邦題「ギャルトン事件」)

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も含めて7作の「アーチャー」モノを書きましたナ。


先出の「レイモンド・チャンドラー」も1953年に”名作”の、

「THE LONG GOODBYE」(邦題「長いお別れ」)

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を発表しているでゲス。


未だ話は続くんだけど、今回はココ迄ですナ。


では次回をお楽しみに。


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2026年1月2日 15時14分48秒 (Fri)

「THE PROUD ONE」

明けましておめでとうございます。

どうぞ本年も宜しくお願い致します。


イヤァ、昨年最後の週にチョイと”腰”をやらかしちゃいましてネ、現在は湿布を貼ってゆっくりと行動しているでゲス。

明後日から通常の仕事が始まるので、如何にか治ってほしいですナ。



さて、今年最初に登場するのは、以前にUpした事があったかもしれない「西部劇」の、

「THE PROUD ONE」1956年(邦題「誇り高き男」)

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でゲス。


監督は、「ロバート・Ⅾ・ウエッブ」

出演は、「ロバート・ライアン」、「ヴァージニア・メイヨ」、「ジェフリー・ハンター」、「ウォルター・ブレナン」、「ロバート・ミドルトン」、「アーサー・オコンネル」、「ケン・クラーク」、「ロドルフォ・アコスタ」、「ジョージ・マシューズ」、「フェイ・ループ」、「エドワード・プラット」、「ウィット・ビッセル」等など。


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・・・1872年カンサス州フラット・ロックの町が舞台でゲス。

テキサスから食用牛の大群が入って来てコノ町にブームが訪れた事に眼を着けた「ジョン・バレット(ロバート・ミドルトン)」はキーストンの町からやって来て荒稼ぎをする為に町の酒場を買い取ったんでしたナ。

町の”保安官”「キャス・シルバー(ロバート・ライアン)」と「バレット」とは”シコリ”となる過去の経緯があって、許婚「サリー(ヴァージニア・メイヨ)」が止めるのも聞かず「バレット」に会いに行く途中で家畜と共に町にやって来たカウボーイの「サッド・アンダーソン(ジェフリー・ハンター)」と出会うんでゲス。

「サッド」は「キャス」がキーストンで役人をしていた時に、丸腰だった父親を射殺したと恨んでいてコノ町にやって来たんでしたナ。

「バレット」の酒場に来た「キャス」は「サッド」を相手にイカサマ賭博をやっていた男を暴いた事で騒動が起こって、「キャス」を射とうとした「バレット」の子分を阻止した「サッド」は負傷して、「サリー」の手当を受ける事になるんでゲス。

「キャス」もソノ騒ぎの時に頭を負傷をして、”ソレ”が原因でソノ後屡々一時的に眼が見えなくなるってな症状が出る様になりましたナ。

「サッド」は父親が「バレット」の子分だった事を知って、「キャス」が”法を守る不屈の男”である事も理解して、「キャス」の申し出で留置所の看守となるんでゲス。

やがて「バレット」の子分3人が逮捕されて、「バレット」は仕返しに2人の子分に「キャス」を狙わせるですナ。

ある夜、2人の子分が失明状態になってしまった「キャス」を狙ったが辛うじて死地こそ脱したものの、長らく助手をしていた「ジム(ウォルター・ブレナン)」は怖気づいて辞職してしまったんでゲス。

んで「サッド」が後任になって・・・。


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作品を観たのはレンタル・ビデオが大ブームの頃だったと記憶していますナ。


内容としては”コノ頃に制作された「西部劇」然”としていて、まぁ観れたでゲス。


脇役がイイなぁ。

「ウォルター・ブレナン」

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「ロバート・ミドルトン」

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「ケン・クラーク」

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「ロドルフォ・アコスタ」

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「ジョージ・マシューズ」

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ってな「西部劇」を観るとチョクチョク登場しているメンツなんだよネ。


んでも、欲を言えば、

「ジャック・イーラム」

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と、

「アール・ホリマン」

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にも出演していてほしかったなぁ。


まぁ、こんなところでゲス。


以上、オシマイ。



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プロフィール

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自己紹介
WW2以降1970年代迄の”映画”、”音楽”、”ファッション”等などが大好きな、

”「BEAT」野郎”

で、特に1950年代が大好物でゲス。

岐阜で「MEMPHIS」っていうアメカジ店を2010年1月末日迄やってましたが、現在は家業をついで”製帽業”をしてますヨ。(「CA4LA」、「ポール・スチュアート」、「ザ・スコッチ・ハウス」、「コムサ・デ・モード」等より仕事を頂いているでゲス。)

他にも個人的に「MEMPHIS工房」として”帽子”製作、販売していますヨ。(コチラは出来上がり次第「作品集」のコーナーに随時Upしますのでご覧くださいませ、ませ。 詳細のお問い合わせ承りますので、お気軽にどうぞ。)

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