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小説

愛 タッチ YOU
黄 X 黒 黒子のバスケ

3.どうにも眠れない夜は起きている

 今夜の夕食は味がしなかった。
ベッドに横たわっても、眠れそうになかった。
オレは中学時代、青峰を追いかけて、黒子を追いかけて、二人の姿を追いかけてた。
こぶしとこぶしを合わせた二人の背中をオレはいつも後ろから見ていたのだ。
黒子と青峰の対決は、壮絶だった。そして、力の差は歴然だった。
インターハイをかけた東京地区予選、誠凛は桐皇に負けた。火神・黒子は青峰に負けた。
誠凛はインハイ出場を逃した。
 誠凛にとっては、もとから分の悪い戦いだったと思う。
黒子は青峰に手の内をすべて知られていた。
ミスディレクションも切れ、火神は戦線離脱した。
だが、どんなに点数が離れても、黒子は最後の最後まで青峰に食い下がった。
試合終了のホイッスルとともに、精根尽き果て床に崩れ落ちるまで。
黒子は試合後立つこともできなくて、コートの中で肩を担がれていた。
ボロボロになったその姿をオレは忘れないだろう。
青峰はどんな思いで黒子を見ていたのだろう。
少なくとも、無様だとは思っていなかったはずだ。

オレは青峰になりたかった。
つまり、オレは青峰のように、黒子の光になりたかったのだ、と思う。
(オレは青峰に勝てるのか?)
何度も何度も自分に問いかけた。
そして、うとうとと眠りかけては夢を見た。
夢の中の黒子は帝光中のユニフォームを着ていた。
前を走っていく黒子をオレは追いかけていた。
黒子の小さい背中をつかまえて、抱きしめようとすると、黒子の姿は煙のように消えてしまう。
ボロボロになったユニフォームが手の中に残っていた。
とぎれとぎれにそんな夢を見ては、はっと目が覚める。
ヤバイ。これは相当マズイ。
とうとうこんな黒子の夢まで見るようになってしまった。
今夜はもう眠るのはよそう、と決めた。
 自慢になるかもしれないけど、オレは相当女の子にモテる。外を歩けば、たいていの女の子は振り返る。
なのに、なんで相手が男で、よりによって黒子なんだ?
ああ、なんであの寝ぐせのような髪に指を突っ込みたいなんて思ってしまうんだろう?
(狂いそうだ)
そうだ、オレはきっと狂ってしまう。早く決着をつけないと、自分の気持ちを抑えられなくなってしまうだろう。
 夜が明ける前には、決心がついた。

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プロフィール

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ニックネーム
うり
性別
腐女子
血液型
B型
自己紹介
本が大好きな主婦です。黒子のバスケなんかの二次小説を書いています。
趣味
犬と遊ぶこと。映画を観ること。音楽を聴くこと。走ること、と言いたいが、最近走れない…
特技
動物には好かれる方
職業
事務職
座右の銘
人事を尽くして神様にお願いする

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