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有機栽培or自然栽培?やっぱり有機栽培!

自然栽培と称する農家の中で有機農法は良くないものとして厳しく批判する人がいます。その影響で消費者にも「有機農業はダメ。有機肥料は毒。」というようなイメージが広がっています。この批判は当たっているのでしょうか。
 
自然栽培家の有機批判@
有機農業推進法では使ってもよい農薬が認められている。なので本当の無農薬とは言えない。自然栽培こそ本当の無農薬。

企業農業はわかりませんが、個人有機農家で認定農薬を使っている人は聞いたことがありません。無農薬と決めたら、一切使わないというのが普通です。逆に自然栽培や自然農法は法律はもちろん、何の定義もなく自分で名乗っているだけなのでどんなやり方でも自然○○を名乗れてしまいます。有機を名乗って農薬を使えば懲役や罰金刑に処されます。
自然栽培家の有機批判A
有機肥料を入れると窒素過剰になり、作物が虫や病気にやられるし人にとっても毒になる。

窒素過剰は当然気を付けるべきことで、施肥のバランスを考えています。栄養は過剰でも欠乏でも虫や病気にやられます。人と同じです。生命の歴史の中で欠乏の方が大きな問題であったはずです。自然栽培は栄養が欠乏することが多いので収量不足や失敗が多くなり、価格が法外なものになっています。また雑草も栄養が多すぎ、少なすぎの時に多く発生し、ちょうどいい時に少なくなります。有機ではこのちょうどいいところを目指して有機肥料をやります。
自然栽培農家でもうんちやおしっこをするはずです。生ごみも出るはずです。社会の中で出る有機物も無関係とは言えないはずです。有機農法ではそれを発酵させて肥料にして農地にいれて循環させようとしますが、自然栽培ではそれをやってはいけないと言います。では、うんちやおしっこや生ごみはどこに持っていけばいいのでしょうか?肥料になっていた物がただのごみになってしまいます。燃やすのでしょうか?穴に埋めるのでしょうか?
山の木は肥料をやらずに元気に育っている、
だから肥料はいらない、という幻想。

私の町には原生林があります。確かに山には人が手を加えずとも元気に育っている木があります。しかしその下には何倍もの病気や虫にやられて枯れた木や、競争に負けて育つことができない木があります。芽を出した木の中で立派に育つものは多くはないのです。そうやって枯れたり死んだりして肥料になっていく生きものがたくさんいるのです。この生き物の密度は大変なものです。これを積極的に再現したのがたい肥やボカシなどの有機肥料です。森では病気や虫の他、動物が木の芽や皮を食べて枯らすこともあります。それが自然です。木が主役ではないのでそれでいいのです。しかし畑では野菜が、田んぼでは稲が主役です。ある程度主役に都合のいい環境を整えなくてはなりません。それが耕うんや畝たてや除草などの農業技術で、肥料をやるのもその一つです。
収量が少なければせっかく耕うんや草取りなどの作業で労力やエネルギー(石油)を使ったのに無駄になるので多収であればその方が良いと考えます。
もし自然栽培が有機農法と同程度の収量をあげ、肥料をやらない分のコストカットでより安い価格にできたならその技術は本物ということになるでしょう。

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一度も人手が入ったことのない段戸裏谷原生林。大木は意外と少なく、病気の木やヒョロヒョロの木、枯れ木も多い。