はじめに
都立中作文について
都立中の過去問を解いた小学生の作文を添削していると、
以下のフレーズを時々見かけます。
- 友達が言っていたからです。
- 先生が言っていたからです。
- 親が言っていたからです。
- 本に書いてあったからです。
いずれも理由にはなっていません。
例えば質問が、「友情は大切なものですか?」という質問に対して、
上記のように答えていたらどうでしょうか。
「友情は大切だ」と誰かが言っていなければ、
友情は大切ではないのでしょうか。
そういうわけではありません。
また、「友情は大切なものですか?」という質問に対して、
「友情も大切だが、○○はもっと大切だ」と答えるのはどう評価すべきでしょうか。
質問者の興味は、友情が大切か否かであって、
友情の価値を他の価値と比較しようとしているわけではありません。
だとすれば、この答えは議論を外していると評価せざるを得ません。
このような文は、大学生の小論文であっても、よく見かけます。
小学生の作文であれば、なおさらです。
日本人は、日本語を曖昧に適当に使うことに慣れています。
東大生すら、就職活動の際には、志望動機の作文に悩み、
いろんな人に相談するのです。
そういう意味では、現在、学習塾の講師の多くを、
就活も社会人も経験していない学生が担っている、
そんな状況は、非常に心配な状況と言えます。
理由が、適切に理由になっているか、
意見が主題に対して関連性を持っているか、この2つは、
議論を成立させるために、非常に重要な要素でありながら、
これを適切に使いこなすには、適切な訓練を要します。
社会人になると、質問に対してシンプルに答えろと
教育される人が大半だと思います。
小学生だってそうあるべきであり、
少なくとも都立中を受けるに際しては、
少なくとも都立中を受けるに際しては、
そのようなシンプルな考え方ができなければなりません。
何を、どんな順番で、どう考えていけばいいか、
作文を書く際に考えるべき順番を記載していこうと思います。