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脳科学 やる気スイッチ

「やる気」にさせる神経回路発見 日本の研究チーム

 運動を制御する大脳基底核の一部にある「腹側淡蒼球」という部位が、報酬の量を予測し、運動や行動の「やる気」につなげる神経回路の一部であることを、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の橘吉寿助教(神経生理学)らの研究チームがサルへの実験で突き止め、米専門誌電子版11月21日号に発表した。
 腹側淡蒼球の働きはこれまで明らかになっていなかったといい、橘助教は「報酬や、やる気に関わる部位が新たに見つかった。やる気が学習意欲や習熟度をコントロールする仕組みを解明したい」としている。
2012/11/22 02:00   【共同通信】
 

脳科学から見た「やる気」UP法

2014年4月7日 R25
新年度がスタートし、心機一転。やらなくてはいけないことが多いのに、どうにもやる気が出ない。そこで“やる気スイッチ”を入れる方法について、脳科学の視点から探ってみた。答えていただいたのは、玉川大学脳科学研究所教授の松元健二先生。

――先生「やる気」ってそもそも何でしょうか?

「やる気は『外発的動機づけ』と『内発的動機づけ』という、大きく2つに分けられます」

――それぞれどんな違いがあるのですか?

「人は理由があるからやる気が出るのですが、その理由が2種類あるのです。『外発的動機づけ』は、外部からの報酬が理由になる場合。お金でも賞品でもいいのですが、ご褒美がもらえると『またやろう』と思いますよね。たとえば“やらされている感”のある仕事は『外発的動機づけ』によることが多いかもしれません。一方の『内発的動機づけ』は、行動自体が動機になる場合。報酬に関係なく“楽しいからすること”など、自主的に行うイメージです。趣味や習い事は、『内発的動機づけ』によることが多いかも」

――では、どうすればやる気は出るのでしょうか?

「やる気を出すには、脳が学習する必要があります。報酬をもらえたり、行動自体が楽しかったりして快感を覚えると、行動をつかさどる前頭葉と『やろう』と思うときに活動する線条体という部分が作用し、快感と行動を結びつけて記憶。そして、同じ状況に置かれると、当時の快感がよみがえり『やろう』と思うのです」

―― 過去の成功体験や喜びが、やる気を生む素になるわけですね?

「そうですね。報酬ややりたいことが提示されて快感を得ると、中脳から線条体や前頭葉に向けてドーパミンが分泌されます。これによって『やろう』という意識が起こるのです。ドーパミンは予想外のいいことが起こると多く分泌されるので、豪華なご褒美や目新しいことだと、やる気がわきやすくなります。逆に同じ目標や報酬が続くと、脳が飽き、ドーパミンが出にくくなります。低い報酬から始めた方が、やる気を維持しやすいといえますね」

─ 行動によるご褒美と経験の刷り込みが、やる気を生むというわけか。

最後に脳科学の視点でみた見たときの「やる気スイッチを入れにくくするNG例」を5つにまとめてみた。

1)失敗を何度も繰り返す
2)やりたくなるのを待つ
3)できなかったときに罰を設ける
4)無闇にご褒美を設定する
5)睡眠不足で事に挑む

本人としてはやる気を出したのに、それが毎回失敗する。…これを繰り返すと、脳が頑張ることを無駄に感じてしまうので、目標は、手が届く範囲に設定しておくこと。成功したときの自分へのご褒美も、慣れると効果が薄れることに注意しよう。脳がしっかり働ける状態であることが重要なので、常に健康体であることも心がけるべきことのようだ。
取材協力・関連リンク
監修者プロフィール
松元健二先生
玉川大学脳科学研究所・教授。「人間が自ら主体的に行動できるのはなぜか」という問題を解明するため、意思決定の脳内メカニズムや目標指向行動、動機づけの神経基盤を研究している。著書に『脳の謎に挑む』(サイエンス社)など

やる気、モチベーションを持続させるには?

執筆者:塚田 祐子(出典:
目標や計画を立てて、「やる気スイッチ」を入れても、実現させていくことは簡単なことではありません。何事も「継続は力」と言われても、目標を達成するまでやる気を持続させていくことそのものが難しいものです。そこで、なぜやる気は長続きしないのか、持続するにはどうしたらよいのか、その方法を脳科学からのアプローチで考えてみたいと思います。
やる気の仕組みを脳科学が解明!?
脳科学の研究が進んで、人の性格や思考が、脳内神経伝達物質(脳内ホルモン)の分泌量の違いによるものだということが分かってきています。それによってどの神経回路をより使うかということが起こり、それがその人の思考の傾向となるということです。人それぞれの考え方や感情という一見とらえどころがないものが、科学で解明されるということはとても興味深いものです。今年北京オリンピックで大活躍した水泳の北島康介選手が、「2連覇できたのは、勝負脳を鍛えたおかげ」とコメントして話題になりました。私自身も、勝負脳を切っ掛けに、脳の働きに関心を持つようになりました。

やる気が高まっている状態というのは、脳の中で快感を司る脳内神経伝達物質のドーパミンと精神活動や意識を活性化させるノルアドレナリンの分泌が高くなり、行動を抑制するセロトニンが低くなっているそうです。そして、ライバルが出現したり、闘争意欲をかきたてられたりして負けん気を発揮すると、テストステロンという男性ホルモンの一種となる脳内ホルモンが分泌され、これが、ドーパミンやノルアドレナリンを増加させるため、やる気をさらにアップさせるそうです。

「よし、○○にチャレンジしよう!」と決めた翌日に、「冷静に考えたら、やっぱり自分にはムリ?」と思ったりすると、急にテンションが下がってしまうことがありますが、これは、考え過ぎたり、悩んだり、理性を働かせすぎたりすると、セロトニンの分泌量が増えて、やる気にブレーキをかけることになるからだそうです。すると、やる気の低下は、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌が低下した状態のことで、下げないようにコントールすることができれば、また下がってもまた上げることができれば、意欲的に取り組むことができるようになるということになります。
やる気の大敵は、「負け癖」をつけてしまうこと
やる気が失せてしまう原因の1つに、立てた目標が高すぎるということがあります。どんな夢も目標も、あきらめないでガンバリ続ければ必ずかなうと信じて、努力できる間は高いモチベーションを維持できます。しかし、半年、1年とやっていくうちに、実現する可能性が低いことが分かってくると、そのとたんにやる気は途切れてしまいます。恐いことは、何かにチャレンジするたびに、途中で挫折したり、達成できないことで「負け癖」がついてしまうことです。頭の中では、「ガンバろう!夢はかなう!」という前向きに考える思考回路が閉ざされて、「ガンバってもまたダメかもしれない」という思考回路が形成されてしまいます。すると、仕事に意欲が持てなくなったり、つい悲観的物事を考えるようになってしまいます。これは、1人でビジネスをしていく上で、絶対に避けたいことになります。
「勝ち癖」をつける方法とは?
「勝ち癖」をつけるためには、勝ち続けることが定石です。目標の立て方によって、それが可能になるのです。「モチベーションコントロール」(藤田徳人著)という本の中に、やる気を維持する目標の立て方が紹介されています。ある心理学の実験結果によると、人間が一番モチベーションを高くして取り組めるのは、自分にできるかできないか五分五分と思える場合、つまり成功確率が2分の1であるときになるということです。簡単に実現できない成功確率が低いものに対してモチベーションを持ち続けることは、脳科学的に不可能なことになり、また、簡単に実現できそうなことにも高いモチベーションが働かないということです。そして、やる気を維持するには、「常に確率が2分の1のことにチャレンジするか、確率が2分の1になるまで、無心でガンバルかのどちらか」と結論づけられています。確率が2分の1になる目標とは、「今の自分にはちょっと無理かな……、でも、ガンバレばできるかもしれない」と、少し背伸びをすれば到達できると思える目標で、そうした目標を設定したときに達成へのモチベーションが一番強くなるということになります。勝ち続けるには、ちょっとガンバって達成する目標を設定して、それをクリアしたら、また少し上を目指す、ということを繰り返していけばいいわけです。よく高い目標を掲げたときは、中間目標を設定して、それを1つ1つクリアしていくようにと言われますが、それは、やる気を維持するためでもあるわけです。「勝ち癖」をつけるためには、目標の立て方が重要になってきます。脳をやる気の状態に保つために、小さな成功体験を積み重ねていくことが必要になります。さらに、周りから「よくやった」と声をかけられたり、評価が上がったりすると、達成感や喜びが大きくなって、次のチャレンジへの意欲が高まっていきます。褒めてくれる人がいなかったら、自分で自分を褒めてあげましょう!
やる気を下げない工夫
やる気を維持していくには、常に勝ち続けることだと言っても、現実的には達成できないことも出てきます。そんな時に、モチベーションを下げない方法が、前述の「モチベーションコントロール」の中に書かれています。その中から3つピックアップしてご紹介します。

■確率を楽しむ、心の余裕を持つ

成功確率が五分五分、2分の1の確率ということは、2分の1の確率で達成できないこともあるということになります。ガンバっても達成できないときは、目標を見直すこと。そして、目標を変更したり、中止したりすることも必要。八方塞がりになっても、そこでショックを受けて立ち止まらずに、別の方向へ目を向けて切り替えること。確率を楽しむぐらいのタフさが、モチベーションの低下を防ぐことに。

■常に新しいことにチャレンジし、やったことのないものに取り組む

同じ状況が続くと、やる気をアップさせるテストステロンが下がってモチベーションの低下を招くそうです。確かに、仕事がマンネリ化してくると、意欲は下がってきます。それを避けるには、常に仕事や生活に変化を与えていくことが必要。

■人より目立とうとすると意欲がわく

目立つことをするとモチベーションが上がり、モチベーションが上がると目立つことをしたくなるそうです。目立ちたいという意思を持つことによって、脳内環境をやる気モードにすることができるというのです。目立つことは、ブランディングに通じますので、仕事の上でも良い相乗効果が生まれてきそうです。

やる気は、自分のやりたいこと、目標ができたときにわき起こります。そして、それを達成したときに、さらに大きなやる気にパワーアップします。やる気を上手にコントロールしていきましょう!


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 2015年2月17日(火)読売新聞2面「顔」
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http://www2.hp-ez.com/hp/revengeporn/page36
2015年2月20日(金)朝日新聞2面「ひと」
(ひと)安川雅史さん ネットのいじめに立ち向かう元高校教師
http://www2.hp-ez.com/hp/revengeporn/page35
2017年10月18日(水曜日)TONE MOBILE(TSUTAYAの格安スマホ)
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どうしたら子供を「LINEいじめ」から守れるか。加害者にも被害者させないために親ができること|TONEモバイル-TSUTAYAのスマホ
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